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早く売れる価格 55,000円(税込)/50,000円(税別)
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推奨販売価格 88,000円(税込)/80,000円(税別)
紺絲素懸威桶側二枚胴
-Kon-ito Sugake Odoshi Okegawa Nimai-do-
江戸前期~中期 The early to middle Edo period
附属 受筒
桶側胴は、横長の鉄板を桶の側板のように重ねて形作る、室町時代末期以降の当世具足を代表する形式です。前後二つに分けて開閉する二枚胴は、堅牢さと着脱のしやすさを兼ね備えた実戦的な構造。簡潔な造形の中に現れる、板の重なりや塗り、威毛の力強い美しさも大きな魅力です。
胴の制作は江戸前期から中期とみられ、落ち着いた古色を帯びた横矧の鉄板には、時代物ならではの重厚な趣。胸板の左右に据えられた「丸に違い鷹の羽紋」の金物は、旧所有者の好みに応じて昭和期に加えられた後補ですが、武勇を象徴する鷹の羽が正面を引き締める、端正なアクセントとなっています。
首を守る襟廻と肩先へ張り出す小鰭も昭和期に補修されていますが、渋い鉄地と明るい水色の対比が装着時の輪郭を引き締め、古い胴へ添える軽やかな彩り。後世の手が加えられている点を明らかにしたうえで、着用と鑑賞の双方を意識して整えられてきた一領としてご紹介します。
草摺は濃紺の絲を間隔を置いて通す素懸威。板札に連続する小桜文様が、武骨な桶側胴の裾へ雅やかな景色を形成しています。札の素材は薄い練革、または紙を幾重にも貼り重ねて成形したものと考えられ、軽快な裾廻りと幾段にも重なる量感を両立。背面には指物を受ける受筒が残り、実用を重んじた性格も明瞭です。
正面では横矧の鉄板と鷹の羽紋、側面では前後の胴板が描く深い曲面、背面では簡潔な構造と受筒が見どころ。現在も着用可能で、武者行列や演武に時代物を纏う醍醐味があります。鎧立に掛けた際には水色の亀甲仕立と小桜文様の草摺が映え、展示品としても印象的な佇まい。江戸期の胴を核に、昭和期の旧所有者が実用と好みに合わせて姿を整えた、来歴と個性の明確な一領です。
※写真の鎧櫃は撮影用のため附属しません。
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