No.877
 
雪輪分銅透鐔
無銘(古正阿弥)
Mumei (Ko Shoami)
縦:82.0mm / 横:80.5mm / 切羽台厚:4.9mm
重さ 84g
附属 : 桐箱
室町末期
The last years of Muromachi era
保存刀装具鑑定書
 
  ¥ 220,000 (税込)  

鉄鐔を専らとした金工の流れを遡ると、その一つに室町時代の正阿弥派(古正阿弥)がある。鍛え強い鉄地に京の雅を秘めた様々な透かしを施す作風で広く好まれ、後に伊予、阿波、会津、秋田、庄内、など全国に広く分布している。
室町・桃山時代の物を古正阿弥と称し、これに対して桃山・江戸期に下がるものを京正阿弥と称す事もある。

この鐔はねっとりとした質感の鍛え良い地鉄に雪輪と分銅を大胆に透かした作品。