No.875
 
月下老梅図鐔
無銘(会津正阿弥)
Mumei (Aizu Shoami)
縦:79.8mm / 横:73.8mm / 切羽台厚:3.1mm
重さ 103g
附属 : 桐箱
 
保存刀装具鑑定書
 
  ¥ 176,000 (税込)  

陸奥国、会津は松平家二十三万石の城下町で、毛利家の長州とならび、鐔が多く生産された地域である。 特に正阿弥の一派が活躍し、「会津正阿弥」の名で知られる。

この鐔は鍛え良く、鉄味良い地鉄に樹齢を重ねた老梅樹を巧みな技術で彫り上げた作品。鐔の右上をご覧頂くと、梅の枝の影に銀で月が象嵌されている。月夜に照らされる梅花はまだ三分咲きと言ったところでしょうか。これから数多の花を開花させようとする老梅樹が、なんとも言えぬ味わいを醸し出す逸品。大振りなので長寸の刀にもお使い頂けます。