No.806
 
龍図透
無銘(南蛮)
Mumei(Nanban)
縦:71.8mm / 横:67.0mm / 切羽台厚:5.8mm
重さ 105g
附属 : 桐箱
 
  ¥ 68,200 (税込)  

ヨーロッパ文化の影響を受けて製作された異国風の意匠を有する鐔の総称を南蛮鐔と称します。江戸初期頃に平戸の工人が始め、長崎でも造られました。
殆どが丸鐔で、唐草・龍などの緻密(ちみつ)な透かし彫りと、金・銀の布目象眼が施されている物が多く、初期の作品はヨーロッパ風の意匠ですが、後には中国風の物が多くなりました。


この鐔は鉄地に雨龍を透かし彫りにし、耳には綱目模様を刻み、中央上部にある宝珠は、中に閉じ込められた玉がコロコロと動く仕掛けになっています。