No.718
 
五条大橋義経弁慶図
藻柄子入道宗典製
Soheishi Nyudo Soten
縦:83.1mm / 横:79.3mm / 切羽台厚:4.8mm
重さ 126.5g
附属 : 桐箱
 
  ¥ 220,000 (税別)  

弁慶はが1000振の太刀を奪おうという悲願を立て、道行く人を襲っては太刀を奪い取り999振までになった。いよいよあと1振で悲願達成というところで、五条大橋を笛を吹きながら通る牛若丸と出逢う。弁慶は牛若丸に襲いかかるが、牛若丸は欄干を飛び交い、最後は返り討ちに遭ってしまう。降参した弁慶はその後牛若丸の家来になったという… 
※義経記では五條天神社で、戦った場所は清水寺となっています。

五条大橋での牛若丸(後の源義経)と武蔵坊弁慶の五条大橋での出逢いを題材にした大振りの鐔で、保存状態良好。欄干を飛び交い扇を広げて弁慶をほんろうする牛若丸。そして牛若丸の軽々とした身のこなしに、牛若丸を見失い、どこぞどこぞと慌てふためく弁慶を、巧みな彫りの技術で、活き活きと躍動感いっぱいに透かし彫りで表し、耳には金覆輪をかけて華やかさを添えた名品です。