No.520
冠透
水戸住節尚作
Mito ju Tomohisa saku
江戸後期
the latter period of Edo
縦:79.0mm / 横:76.7mm / 切羽台厚:5.1mm
重さ 142g
附属 : 桐箱
保存刀装具鑑定書
¥ 162,800
(税込)
節尚(ともひさ)は杉山氏で、大胆な陰の透かしを得意として冠透、冑、松に鶴など多彩な作品を残しています。
この鐔は烏帽子を陰透かし並びに糸透かしの技法で巧みに彫り上げた名作で、葉書厚程の細さで抜かれた烏帽子の緒には脱帽するばかり。江戸後期に活躍した水戸金工の中でも群を抜く妙手であったと言われる節尚の、まさにその技量の高さを見せ付ける逸品です。