No.1094
 
山伏図
江州彦根住藻柄子入道宗典製無銘
Goshu Hikone ju Soheishi Nyudo Soten
縦:84.8mm / 横:81.4mm / 切羽台厚:5.0mm
重さ 138.5g
附属 :桐箱
 
  ¥ 275,000 (税込)  

喜多川氏。喜多河とも切銘する。はじめ秀典と名乗り同人。優工である。京都の出身であるという。この一派は世に彦根彫りと呼ばれ、当時流行し広く世人に愛好された。『装剣奇賞』に宗典を喜多川氏二代目、江州彦根の人と記して、二代宗典の存在を認めているが、これは秀典を初代として、宗典を二代とみなしたものとも考えられる。とりあえず初二代同人説を採用して後学の資料の出現に待つ。また同書に「藻柄子(そうへいし)と銘す。しかるに世俗或いは誤ってモガラシと読む者あり、一笑にたえたり」と述べている。
宗典は銘文にも作位にも変化が多く、75歳以上の長寿を全うして活躍した。彦根藩の川北氏の扶持を受け後援されたと一本に記す。美濃国出身説もある。門弟も多く養成したため、後代の偽物の混入も少なくない。近江国彦根中薮住。延享・寛延頃。