No.190
 
武帝蟠桃図
無銘
Mumei
横:38.5mm / 縦:17.3mm
横:37.3mm / 縦:16.6mm
重さ 9.9g
附属 : 桐箱

 
  ¥ 55,000 (税込)  

桃を捧げる西王母と武帝の図。 「漢武故事」によると、漢の武帝は西王母から不老長寿の桃を授けられたという。西王母は西の仙境崑崙山における最上位の女神で、不老長寿の女神として人々から敬慕されてきた。彼女と対に語られるのが、不老長寿の桃の実。三千年に一度実りをつけるという、そのありがたい桃の木を仙境で管理しているのが西王母。この西王母と不老長寿の桃の説話は本作の武帝だけではなく、桃を盗んで食べたことで長寿を得た東方朔や月に昇った嫦娥、そして「西遊記」でも孫悟空が仙境に乱入し有難い桃を食べるというエピソードが語られており、人々の不老不死への強い願いが垣間見られる。