No.082
 
花桐図縁頭
無銘(埋忠)
Mumei(Umetada)
江戸
Edo era
縁長:38.8mm / 腰高:8.8mm / 頭長:35.9mm
重さ 26.6g (縁15.5g 頭11.1g)
附属 : 桐箱
保存刀装具鑑定書
 
  ¥ 220,000 (税込)  

室町末期(桃山時代)の明寿を棟梁とした一派の苗字で、装剣小道具界の名家である。本派は山城国西陣に住し、この一門末流は山城国のみならず江戸、長州、肥前、播州の他各地に分布して、その工人の数は少なくない。時代的には室町末期から江戸末期に及んでいる。足利時代にまで遡って古埋忠と鑑する佳作もまま存在するが、埋忠二字在銘の作品には平凡な作が大部分であると言われる。

この縁頭は色が良い赤銅地に魚子を打ち、踊り桐を巧みな技法で描いている。39ミリ近い少し大振りであるところも嬉しい逸品。