脇指 762 備中守藤原清宣 承應二年八月日
- Bicchu no kami Fujiwara Kiyonobu -

刃長 一尺八寸零厘強 / 54.56 cm 反り 三分五厘弱 / 1.07 cm
元幅 31.4 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打25.5 mm  横手位置22.2 mm 先重 物打6.0 mm  松葉位置5.9 mm
目釘穴 2個 時代 江戸前期承応二年(1653~)
The early period of Edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和31年4月11日 東京都登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 600,000 円(税込)



備中守藤原清宣は、美濃関七流の徳永派の鍛冶で、初代近江守清宣の子です。鍛刀の評価としては初代より上手と云われ、地刃優れた作品を残しています。

この脇指は、元先の幅差が上品に開き、重ねも厚く健全。反りが程好く美しい姿に、小板目杢交じりで鎬際柾目の肌がよく練れて詰み、地沸ついて地景入り、なんとも言えぬ精良な地鉄。刃文は匂口明るい中直刃で、僅かに広狭を持たせ、一際明るく二重刃を焼き、互ノ目足入り、物打辺りには解れ風や食い違い風の刃を交え、帽子は直ぐに先丸く返り、単調なる直刃に見えるも見どころ多く、美術館商用上研磨の状態も良い上に、キッチリとした下地研磨がなされているため、見た目にもスッキリと、凛と整えられた姿に地刃の見事な冴えは、飽きを感じさせず、まさに備中守藤原清宣名作中の名作です。

裸身重量582グラム。


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