脇指 642 備前國住長船七兵衛尉祐定 寛文三年二月吉日
- Bizen no kuni ju Osafune Shichibe no jo Sukesada -

刃長 一尺四寸九分七厘強 / 45.38 cm 反り 四分弱 / 1.22 cm
元幅 28.8 mm 元重 7.0 mm
先幅 物打24.5 mm  横手位置21.0 mm 先重 物打5.9 mm  松葉位置5.1 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期寛文3年(1663)
The early period of Edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和26年3月31日 岡山県登録
附属 ・白鞘
・素銅はばき
価格 600,000 円(税込)



七兵衛尉祐定は藤四郎祐定の嫡子で、永正祐定と誉れ高き与三左衛門祐定の五代目にあたり、延宝2年(1674)6月に98歳という長寿を全うして他界した、新刀期の備前長船祐定家中興の祖として高名な刀匠で業物としても知られています。
実子には上野大掾祐定がおり、弟には源左衛門尉祐定、宗左衛門尉祐定らがおり、それぞれ別家して棟梁となっています。
七兵衛尉祐定の現存する作品中最古の年紀は元和二年(1616)で、晩年は実子の上野大掾祐定が代作を行っていたと伝わり、同工については、整理、分類について今後さらに研究する必要があると考えられます。

この脇指は杢目肌良く練れて詰み、大肌現れ、淡く乱れ映りごころ有り。刃文は匂口極めて明るく冴えた互ノ目乱れ。砂流、金筋入り、尖りごころの刃を交え、先に行くに従って大粒の沸が刃縁に盛んに付いて激しさを増した出来口を誇る秀逸の作。

昭和26年3月と、最初期の大名登録刀であることから、大大名である池田家の旧蔵刀であろう。うぶ買い付け刀につき、現状では一部に薄錆が見られるも、地刃の観賞には充分な状態です。

裸身重量450グラム。


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