脇指 566 豊後住藤原行長
- Bungo ju Fujiwara Yukinaga -

刃長 一尺六寸七分九厘強 / 50.9 cm 反り 二分六厘強 / 0.81 cm
元幅 31.2 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打24.1 mm  横手位置21.6 mm 先重 物打6.0 mm  松葉位置5.4 mm
目釘穴 2個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 登録 昭和28年3月23日 和歌山県登録
附属 ・素銅地日月透はばき
・陸軍九八式略式軍刀拵
価格 250,000 円(税別)



豊後国には鎌倉時代初期に定秀・行平の名工が興き、南北朝時代には同国高田の地に友行が出現して豊後国『古高田』の始祖として名高い。文明二年(1470)に大山祇神社に奉納された国宝の大太刀(無銘 伝豊後友行 附)野太刀拵)をはじめ、重要文化財、重要美術品を含め五口の国指定品があります。
友行の門人である重行の子、長盛の代より藤原姓を改め平姓を名乗ったことから、室町時代の作品は『平高田』と呼称しています。
戦国時代末期になると高田の地は大友氏の庇護を受けて備前、美濃と比肩する最盛期を迎えて利刀を鍛えました。
安土桃山期になると大友氏の失脚に伴い一時衰退したものの、海運の利に恵まれて再復興し『統行』以降に藤原姓を復活させたことより『藤原高田』と呼ばれています。

高田鍛冶は古刀期より盛んに他伝を採り入れたために作域が広く、斬れ味に優れたことから中級武士の好尚に乗じて大いに繁盛し、統行、重行、行長の三工が良業物位列に叙され称賛されており、行長の刃味は良業物として知られています。

この脇指は元先の差が開き、反り浅目で切先やや延びごころで、江戸前期の寛文に差し掛かる頃の作。板目杢交じりの地鉄がよく練れて肌立ち、淡く映りごころを交え、刃文は中直刃調に互ノ目を連ね、刃縁には細かな砂流や金筋等が看取され、足よく入り、観賞刀として見所ある出来口を示しています。
附属の陸軍略式軍刀拵は、当時としては珍しい二鐶吊仕様。
当店にて研磨を施しました。研ぎ上がったばかりの地刃の冴えをお楽しみ下さい。

裸身重量514グラム。  拵に納めて鞘を払った重量817グラム。


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