脇指 469 肥後守國康
- Higonokami Kuniyasu -

刃長 一尺九寸三分二厘 / 58.55 cm 反り 三分三厘 / 1.0 cm
元幅 30.2 mm 元重 7.1 mm
先幅 物打25.2 mm  横手位置21.2 mm 先重 物打5.0 mm  松葉位置4.2 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期寛文頃(1665~)
The early period of Edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和34年6月18日 秋田県登録
附属 ・銀牡丹祐乗はばき(新調済)
・白鞘
価格 864,600 円(税込)



肥後守國康は名を小林源左衛門と称し、摂津国で活躍した初代河内守國助の三男で、兄弟に二代河内守國助(中河内)、武蔵守国次、伊勢守国輝などの名工達を抱えた名家出身の刀工です。
作風は二代國助に酷似しており、國助に比して作品が少ない点から察するに、兄國助の代作を多く務めたものと推測されます。

この脇指は小板目肌が良く練れて地沸つき、地景入り、二代國助然とした拳形丁子を交えた覇気溢れる乱れ出来で、刃縁には繊細なる砂流が随所にかかり、足よく入り、一切の破綻が無い、國康傑出の出来口を誇る作品です。

店主 町井勲からの一言。
地刃共に完璧な國康の名脇指です。見た目の華やかさのみならず、大業物としてもその名を轟かせる大阪新刀の巨匠の作品を、是非この機会に御入手下さい。巷で経眼する同工の作の中でも特に出来が良く、重刀も狙えそうな見事な出来だけに、もっと高値をつけたい名品です。
※特別保存刀剣鑑定書は日本美術刀剣保存協会から届き次第お届け致します。

裸身重量605グラム。


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