脇指 364 家平
- Iehira -

刃長 一尺二分三厘 / 31.0 cm 反り 一分一厘 / 0.32 cm
元幅 28.4 mm 元重 7.0 mm
先幅 物打24.2 mm 先重 物打5.1 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期〜中期(元禄頃 1688〜)
The early 〜 middle period of Edo era
鑑定書 貴重刀剣認定書 登録 昭和31年8月27日 広島県登録
附属 ・素銅地金着二重はばき
・白鞘
価格 330,000 円(税込)



太鏨による銘切りから、陀羅尼刃の二代家平、吉兵衛の作と推測致します。吉兵衛は石川郡に住し、正徳中に國平と改銘します。享保十七年没。

この脇指はフクラやや枯れ気味の鋭い体配で、板目肌杢交じりのよく練れた地鉄が肌立ち、地景が随所に見られ、刃文は明るく冴えた互ノ目丁子の小乱れを巧みに焼き上げ、足よく入り、砂流見られ、刃縁の杢目に沸が絡んで月の輪風の刃を見せるなど、総体的に江戸期の作品と言うよりは、室町期の古作に見紛うような出来口で、観賞していて飽きが来ない逸品です。

裸身重量251グラム。


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