短刀 292 備前國住長船清光 永禄十年八月日
- Bizen no kuni ju Osafune Kiyomitsu -

刃長 八寸七分七厘弱 / 26.58 cm 反り 僅かに内反り
元幅 23.3 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打19.8 mm 先重 物打5.1 mm
目釘穴 1個 時代 室町後期永禄10年(1567)
The latter period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 令和2年3月21日 東京都登録
附属 ・素銅地金着はばき
・茶石目塗唐草文蒔絵鞘合口短刀拵
価格 260,000 円(税込)



室町時代後期の備前長船の刀工、及びその作刀を総称して末備前と呼称します。中でも清光を名乗る刀工は数多く、五郎左衛門尉・孫右衛門尉・与三左衛門尉・彦兵衛尉・孫兵衛尉などの俗名を冠する刀工の存在が確認されており、祐定、勝光、忠光と共に末備前を代表する刀工の一人として著名で、比較的直刃の作刀が多く残されています。

この短刀は元幅の差頃好く、フクラ気持ち落とした造り込みで、棟は庵棟。地鉄は杢目よく練れて細かな地景入り、淡く映り立ち、刃文は直刃調子の極浅い湾れで、刃縁には細かな変化が見られ、砂流かかり、鋩子は焼きたっぷりと先丸く返っています。
指裏の鍛錬疵こそ惜しまれますが、修復研磨によって目立たなくすることが可能。裏年紀も切られているので、修復研磨を行えば、特別保存刀剣鑑定もゆうに合格するものと思われます。
現状古研ぎにて、フクラ部分に目立たぬ極小の刃毀れが4カ所あります。※部分研磨可能です。

裸身重量175グラム。  拵に納めて鞘を払った重量240グラム。


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