短刀 271 宗壽
- Munetoshi -

刃長 八寸七分五厘弱 / 26.52 cm 反り 極僅か
元幅 25.5 mm 元重 5.8 mm
先幅 19.5 mm 先重 4.7 mm
目釘穴 1個 時代 江戸後期嘉永頃(1848~)
The latter period of Edo era
鑑定書 登録 昭和44年9月4日 兵庫県登録
附属 ・素銅はばき
・青貝散刷毛目牡丹塗鞘短刀拵
価格 198,000 円(税込)



銘鑑を繙くに宗壽なる刀工は古刀期に一名、新々刀期に三名見られ、本刀は製作年代から見て、兼宣・元興・元平門で、初銘を重國と切り、俗名を皆川今右衛門と称した会津の宗壽(宗俊同人)と鑑せられます。明治四年没。
平造りで元先の幅差が開き、鋭さを感じさせる体配は、所謂刺刀造であり、小板目杢混じりの地鉄には地景がちりちりと入り、刃文は匂口明るい直刃調で、刃縁に砂流や地鉄に絡んだ働きが顕著に見られ、鋩子は直ぐに先丸く返っています。

現状でも地刃の鑑賞は可能ですが、研磨を施した方が本刀の出来を更にお楽しみ頂けます。
付属の拵は青貝を散らして刷毛目に牡丹塗りを加えた変わり塗りで、特に眼を惹くのが、11.3ミリもの厚さがある食出鐔。切羽もすり替えられること無く伝来してきた完全なオリジナルで、現在では大変貴重な存在です。
柄に僅かに遊びが見られますが、柄巻きをし直すことで改善されます。

裸身重量165グラム。  拵に納めて鞘を払った重量344グラム。


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