刃長 |
四寸五分八厘強 / 13.9 cm |
反り |
内反り |
元幅 |
19.6 mm |
元重 |
7.1 mm |
先幅 |
物打17.3 mm |
先重 |
物打5.5 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
江戸末期慶応頃
The last years of Edo era |
鑑定書 |
日本刀剣保存会鑑定書 |
登録 |
平成10年7月23日 茨城県登録 |
附属 |
・銀はばき
・鯨鬚巻柄藤編巻鞘合口短刀拵
・白鞘 / 継木 |
価格 |
330,000 円(税込)
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兼寿は本国美濃の刀匠で、京都、また薩摩にても鍛刀したという記録が残っており、薩摩の波平六十三代安行と義兄弟の契を結んだとも云われています。文久二、三年より慶応二、三年頃までの年紀が入った作品が残されており、作刀時期が比較的短かったこともあって作品は極少。勤王家であり、長州藩士のために多くの刀を鍛えたと言われます。
反り浅い豪壮な勤皇等刀体配の作品が経眼され、波平との交流もあってか、鑢目は桧垣の物が多い中、この短刀は化粧付いた筋違で、銘字体も常とは異なる丸みを帯びた行書体になっている。
※或いは大正頃に活躍した別人兼寿か?
刃長四寸五分八厘と短く、俗に云う懐剣として鍛えられた物であろう。地鉄は小板目良く練れて詰み、刃文は匂口明るく、互ノ目を三つ一組に焼き上げ、先の方のみ四つ一組で焼かれ、刃中に三日月形の葉を交え、帽子は表裏直ぐに、表は太い沸筋を食い下げて尋常に、裏は返り硬く止る。
附属の拵は柄を鯨の髭で巻き、鞘は藤の巻き編みであろうか、棟の部分の編み込みがお洒落であり、金具は四分一磨地の一作金物。柄の中央には赤銅石目地に見事な孕雨龍が金象嵌されています。小柄が失われている点が惜しまれるも、拵だけでも恐らく特別保存刀装具の認定を受けるであろう名品で、観賞用はおろか、御守刀としても申し分ない優品です。
裸身重量81グラム。 拵に納めて鞘を払った重量117グラム。
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
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