槍・薙刀 027 長府住清俊作 安政六年八月日
- Chofu ju Kiyotoshi -

刃長 一尺二寸二分四厘 / 37.1 cm 反り 七分三厘 / 2.2 cm
元幅 25.9 mm 元重 7.7 mm
先幅 28.9 mm 先重 6.5 mm  松葉先7.0 mm
目釘穴 1 時代 江戸後期安政六年(1859)
The latter period of Edo
鑑定書 登録 昭和45年6月18日 福岡県登録
附属 ・白鞘
・素銅地銀着はばき
価格 330,000 円(税込)



手元資料乏しく、清俊についての詳細情報は解りかねますが、長州の刀工であること、清の字を冠することから、二王派の刀工と推測されます。

柾の強いよく練れた地鉄には直映りが判然と立ち、匂口明るい直刃を焼いて、刃縁には細かな働きが随所に見られます。一部に小さな湯走や食い違い風の刃も交え、一見単調なる直刃に見えて、よくよく見ると様々な刃中の働きを見せる出来良い薙刀です。

古研ぎですが敢えて手をかける必要は感じられず、地刃共に御観賞をお楽しみ頂けますが、出来が良いだけに上研磨を施し、更なる地刃の完成度を楽しみたいと思わせます。
本薙刀最大の高評価点は、今尚光るその中心にあり、樫材によるタンニン成分によって腐食しがちな槍・薙刀に於いて、本薙刀の中心はまさに中心千両の言葉に相応しい保存状態です。附属する銀着はばきからも伝来の良さを感じさせる逸品です。

裸身重量456グラム。


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