小刀 100 無銘(六歌仙)
- Mumei(Rokkasen) -

刃長 六寸一分七厘弱 / 10.87 cm 反り
元幅 10.8 mm 元重 2.0 mm
先幅 8.7 mm 先重 1.7 mm
目釘穴 時代 江戸時代
The Edo era
鑑定書 登録
附属 ・白鞘
・赤銅はばき
価格 110,000 円(税込)



作者の銘は切られていないものの、非常に小さな文字で六歌仙による和歌が見事な鏨使いで彫られている。地鉄は小板目良く練れて詰んで無地風となり、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れを、互ノ目を二つずつ連ねて三山焼き上げ、飛焼にて日月を表した意匠高い作品である。
六歌仙とは、『古今和歌集』の序文に記された六人の代表的な歌人のことで、僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主の六人を指すも、「六歌仙」という名称そのものは後代になって名付けられました。
研磨ご希望の方、3万円(税込)にて上研磨承ります。

喜撰法師   わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり
僧正遍昭   天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
文屋康秀   吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
在原業平   千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
大友黒主   春雨の ふるは涙か 桜花 ちるを惜しまぬ 人しなければ
小野小町   花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

裸身重量12グラム。


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