刀 970 |
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長州住藤原清重作(新々刀) |
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- Choshu ju Fujiwara Kiyoshige saku - |
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刃長 |
二尺三寸二厘 / 69.75 cm |
反り |
三分五厘 / 1.06 cm |
元幅 |
33.4 mm |
元重 |
7.2 mm |
先幅 |
物打26.6 mm 横手位置22.7 mm |
先重 |
物打6.1 mm 松葉先5.2 mm |
目釘穴 |
2個 |
時代 |
江戸後期
The latter period of Edo era |
鑑定書 |
特別保存刀剣鑑定書 |
登録 |
昭和38年3月7日 兵庫県登録 |
附属 |
・素銅地金鍍金はばき
・白鞘 |
価格 |
450,000 円(税別)
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周防国二王派は、保延頃の清真、または清平を祖として始まると伝えていますが、確実な遺作は確認されておらず、今日では清綱を事実上の祖としています。
清綱の現存する作例では「文永二年三月 清綱」と書き下し銘のある太刀が厳島神社に存在し、次いで建武二年紀の「防州玖珂庄清綱」銘の短刀が知られ、以後同銘は室町時代まで連綿と続いています。
周防国には東大寺などの寺領が多く存在し、二王派の作風に大和色が強いのは、大和本国との交流によるものと考えられており、二王の名の由来については諸説あるものの、周防国の仁王堂が火事に遭った時、仁王像を繋いでいた鎖を清綱の太刀で断ち切って、仁王像を救い出したことに由来するとされるものが通説となっています。
二王清重の工銘は室町時代に始まり、戦国最盛期を経て江戸時代前期寛文頃に栄え、幕末まで継承されており、直刃の穏やかな出来であることが特徴。
この刀は新々刀期の二王派を代表する名工清重による作品。文化・天保・元治と同銘三工が確認できますが、いずれの清重なのかまでは極められていません。
杢目肌良く練れて詰み、少しく肌立った地鉄は精美の一言に尽き、匂口明るく冴えた中直刃を足や互ノ目足が頻りに入り、切先へ向かうに従い刃中の変化に富み、細かな砂流や長い金筋も看取出来ます。鎬地には間が開いた二本樋を角留で上品に掻き、清重の技量の高さを示す優刀。惜しいことに切先先端が詰められたようで、フクラの匂口が一部焼き幅狭くなっていますが、その欠点を地刃の冴えがしっかりとカバーしており、故に特別保存刀剣鑑定に合格しています。
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裸身重量897グラム。
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