刀 873 源天秀鍛之
- Minamoto Amahide -

刃長 二尺一寸四分七厘 / 65.05 cm 反り 五分 / 1.5 cm
元幅 30.5 mm 元重 8.2 mm
先幅 物打24.3 mm  横手位置22.2 mm 先重 物打6.2 mm  松葉先6.2 mm
目釘穴 1個 時代 昭和前期
The early period of Showa era
鑑定書 登録 平成22年6月7日 兵庫県登録
附属 ・素銅地太刀はばき
・海軍太刀型軍刀拵
価格 500,000 円(税込)



福本天秀は、株式会社関日本刀鍛錬所に所属した刀工で、一文字天秀と名乗りました。活躍したのは昭和前期で、数多の軍用刀身を鍛え、その強靭さと刃味には定評があり、聖代刀匠位列に於いては、上工の列、大業物関脇格に列しています。

この刀は常に見る天秀の銘に比して、銘が間延びし、鏨に力強さが感じられず、鑢仕立てにも化粧がかかっていない点などから察するに、自身銘または若打ちの作と思われます。
重ねがっちりとした造り込みで、地鉄は変わり鉄を交えて小杢目鍛えとし、よく練れて肌立ち、地景随所に見られ、匂口明るく冴えた直刃を焼くも、表と裏では趣を異としており、表は尖り互ノ目を一つ交え、極めてよく締まった匂口が二重三重と重なり、微細な小湾れが看取できます。裏はふわりとした匂口で仕上げ、途中に節を一つ交え、細かな金筋を交えています。

兵庫県下の旧家からお譲り頂きましたうぶ品で、当店にて美術鑑賞用上研磨を施しました。市場に出るのは今回が初の目垢が付いていない御刀です。研ぎ上がったばかりの清々しい地刃を存分にお楽しみ下さい。本鍛錬刀ですので、保存刀剣鑑も是非御受審なさってください。

裸身重量761グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,125グラム。


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