刀 1725 |
 |
近江守藤原継廣 |
 |
- Omi no kami Fujiwara Tsuguhiro - |
|
|
|
刃長 |
二尺四寸三分七厘 / 73.85 cm |
反り |
四分一厘 / 1.25 cm |
元幅 |
28.0 mm |
元重 |
7.4 mm |
先幅 |
物打21.0 mm 横手位置19.0 mm |
先重 |
物打4.9 mm 松葉位置4.7 mm |
目釘穴 |
2個 |
時代 |
江戸前期(寛文頃)
The early period of Edo era |
鑑定書 |
保存刀剣鑑定書 |
登録 |
昭和36年6月7日 兵庫県登録 |
附属 |
・素銅地銀着はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵(附 野戦用皮覆) |
価格 |
770,000 円(税込)
 |
|
 |
|
近江守藤原継廣は越前三代康継の門人で、越前福井から近江膳所に移り、江戸でも作刀しました。「近江守藤原継広」「越前国下坂継広」「近江守下坂継広」「近江守藤原継広
越前住下坂」等と銘を切り、業物としても知られる名工です。
越前国には数多く美濃関からの移住工があって、これらを総称し越前関と呼称し、越前新刀はその優れた斬れ味と実用刀としての優秀さから、旧幕時代には特に重用されていました。
本刀はその三代康継の高弟で、利刀として名高く、業物としても知られる、江戸時代寛文頃に活躍した継廣の覇気ある互ノ目乱れの優作で、地鉄が肌立った、俗に言う越前地鉄となっており、磨り上げられていることこそ惜しまれるも、地刃共に冴えた価値高き一刀です。
この刀は、元先の幅差頃好く開いて切先やや延びごころ。地鉄は小板目肌杢交じり、よく練れて肌立ち、淡く映りが立って精美。刃文は互ノ目丁子乱れで匂口明るく冴え、よく沸付き、足頻りに入り、長い金筋が顕著に現れ、鋩子は直ぐに大丸に返っており、磨り上げられていることこそ惜しまれるも、地刃共に冴えた価値高き一刀です。
※写真では光線の具合で地鉄が荒れているように見えるかもしれませんが、細かに肌立った非常に美しい地鉄です。また、本刀はフジテレビ『THE BESTHOUSE 1 2 3』の収録に於いても使用されました。
裸身重量659グラム。 拵に納めて鞘を払った重量963グラム。 |
|

|