刀 1577 立子山住人将平作
- Tatsugoyama junin Masahira saku -

刃長 二尺二寸三分九厘弱 / 67.85 cm 反り 三分二厘強 / 0.99 cm
元幅 31.0 mm 元重 7.0 mm
先幅 物打24.0 mm  横手位置20.3 mm 先重 物打5.4 mm  松葉位置4.2 mm
目釘穴 1個 時代 平成28年(2016)
The last years of Heisei era
鑑定書 登録 平成28年7月9日 福島県登録
附属 ・銀はばき
・鮫研出鞘打刀拵
価格 2,475,000 円(税込)



藤安将平刀匠は昭和二十一年福島県伊達郡生まれ。昭和41年長野県坂城町の刀匠、故人間国宝、宮入行平師に入門。
昭和50年福島県立子山に鍛刀場を開設して独立。以後作刀の研究修練を重ね日本美術刀剣保存協会優秀賞3回、奨励賞6回、努力賞7回を受賞。平成2年には日本美術刀剣保存協会会長賞受賞。同14年日本美術刀剣保存協会寒山賞を受賞。

尾張熱田神宮、奈良護国神社など多くの神社で奉納鍛錬を行い、平成20年には、704年、佐備大麻呂の作剣以来、およそ千三百年ぶりに常陸鹿島神宮において日本刀奉納鍛錬を行う。

昭和59年秋には伊勢神宮第61回式年遷宮、御神宝太刀謹作奉仕の大役も担い、 先の震災で大きな被害を受けた福島県南相馬の御刀神社復興支援にも大きく尽力され、御神宝となる直刀を謹作奉仕し、直近では福岡の宮地嶽古墳出土大直刀の復元鍛錬など、現代日本刀匠屈指の作刀技術を持っている。

平安、鎌倉時代の古刀剣再現への強い想いを持ち、長年研究修練に取り組み、国宝、重要文化財やそれに類する刀剣類、全国の砂鉄や鉄文化の知識見識も豊富で、太刀、刀、短刀、脇指、薙刀、古代直刀など、どれを手掛けても正確で美しい刀姿を造り上げる。 地鉄、焼刃の手際も鮮やかで幅広い製作能力を誇り、中心鑢や銘文といった中心仕立ても現代刀匠随一で、師である行平没後、師の実子である宮入小左衛門行平(宮入恵)を預かり、弟子として鍛刀修業を積ませた経緯からも、師の信任が厚く、その技量の高さを物語っている。

近年は奈良正倉院収蔵の直刀、手鉾のなど奈良時代の刀剣類の研究、復元製作にも取り組まれ、京都建勲神社に奉納された薬研藤四郎吉光写短刀や藤森神社に奉納された鶴丸國永、一期一振(粟田口吉光)写太刀をはじめ、その完成度と出来口は神域に入られたと言っても過言ではない。

刀心店主、町井勲(修心流居合術兵法創流者、居合に関するギネス記録を6つ保持している)が最も信頼を寄せる現代屈指の刀匠としても知られ、将平刀はテレビ番組内で町井の手によって、鉄パイプ、鉄板切断など日本刀の本分である利刀(折れず曲がらずよく切れるの三事)としての能力も非常に高いことが証明されている。

また将平刀匠は弓にも深い造詣を持たれており、京都の御弓師柴田勘十郎氏とも長年に亘る親交があって、地元福島では弓術の指導にもあたっている。
人格そして技量に於いても、人間国宝や無鑑査に認定されるべき人物だが、表の世界に出るのを拒み、今尚福島県立子山で黙々と作刀研究に勤しむ生粋の職人肌の刀匠である。


この刀は元先の幅差やや開いて切先延びた鋭い造り込み。地鉄は小板目よく練れて地沸付き、地景入りって少しく肌立つ。刃文は、古刀然としたふわりと柔らかい感じの互ノ目に互ノ目丁字や丁字を交え、刃中刃肌に絡んで趣ある砂流を見せ、足よく入り、匂口明るく、鋩子は乱れ込んで先突き上げごころに返る。
研磨は日本美術刀剣保存協会主催によるコンクールで入賞を重ねる腕良い研師による美術観賞用研磨を施しております。

この刀は反り浅目で元先の差が開き、切先が延びた鋭い造り込みで、地鉄は緻密に練られた杢交じりの小板目肌が少しく肌立ち、刃文は将平ならではの古調な互ノ目に互ノ目丁子や蛙子丁字を交えて焼き上げ、刃中よく沸え、刃肌に絡んで杢目が渦巻くように現れ、砂流かかり、足よく入り、匂口明るく、鋩子は乱れ込んで先突き上げごころに返る等見所たっぷりの出来口を示しています。

附属する拵は当店にて新調したもので、鮫皮一枚でぐるりと巻いて磨きだした鮫鞘に、洒落た現代金具を用いて柄を造りました。
当然ながら贅沢に親鮫腹合着(一枚巻き)とし、柄巻は黒の牛裏革にて捻りで巻き上げ、本手造りの真面目な銀切羽を装着し、刀身自体の長さを優先すべく、はばきの飲み込みを深く製作していますので、実質的には二尺二寸程の長さに感じられ、まさに片手抜打ちに適した実用兼美の現代の名刀です。
鑑賞刀としても武用刀としても申し分ない逸品を、是非この機会にお求め下さい。

裸身重量692グラム。  拵に納めて鞘を払った重量946グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。