刀 1558 近江大掾藤原行光
- Omi Daijo Fujiwara Yukimitsu -

刃長 二尺九分七厘強 / 63.56 cm 反り 四分八厘強 / 1.48 cm
元幅 29.55 mm 元重 6.7 mm
先幅 物打21.6 mm  横手位置18.8 mm 先重 物打5.2 mm  松葉位置4.3 mm
目釘穴 2個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和26年3月24日 石川県登録
附属 ・銀金鍍金はばき
・白鞘
価格 550,000 円(税込)



名を半右衛門と称し、重清の次男として越中富山に生まれました。兄は播磨大掾清光で、初めは兄と同じく清光と名乗るも、富山太守の命により江戸に出て石堂の門人となり行光と改銘しました。

一寸程区が送られており、元来は二尺二寸程の刃長であったと鑑せられます。寛文も終わりに近づき、延宝にさしかかる頃の作品でしょうか。寛文新刀にやや反りがついた優しい姿で切先やや延び、地鉄は小板目杢交じり地沸ついて地景入り、少しく肌立ちごころ。刃文は横に間延びした互ノ目を焼き、焼頭に足入って複数の互ノ目を成し、谷には太い足が入って細かな砂流がかかり、総体に匂口は明るく、帽子は表裏共にやや乱れ込みごころに先丸く返る。

はばきは白鞘作成後に新調したものであろうか、柄を装着すると白鞘の目釘穴と茎の目釘穴に少しずれが見られます。帽子の棟に薄錆が在りますので、化粧直しを施してお納め致します。

裸身重量593グラム。


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