刀 1533 越中守藤原包國
- Ecchu no kami Fujiwara Kanekuni -

刃長 二尺一寸八分一厘強 / 66.1 cm 反り 三分六厘弱 / 1.1 cm
元幅 30.8 mm 元重 6.55 mm
先幅 物打22.8 mm  横手位置20.3 mm 先重 物打4.6 mm  松葉位置5.0 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期延宝頃(1673~)
The early period of Edo era
鑑定書 特別貴重刀剣認定書 登録 昭和30年9月27日 兵庫県登録
附属 ・素銅地金着はばき
・白鞘
価格 600,000 円(税込)



俗名を筒井久左衛門といい、筒井紀充の父、また、業物の作者として知られる大和手掻系の刀工で、初代丹波守吉道に学びました。

元先の幅差開いて中切先気持ち延びごころ、反り浅目であることから寛文新刀体配であることがわかります。地鉄は柾目に小板目が僅かに交じり、よく練れて詰むも一部大肌が立ち、刃文は匂口明るく冴えた丁子乱れに互ノ目が交じり、刃中よく足入り、総体に砂流が強く現れ、金筋、稲妻、葉入り、刃縁には小沸が豊かに取り巻く。鋩子は直ぐに先丸く返っています。

指裏上半の大肌が審査に影響を与えるかもしれませんが、華やかな出来口がそれをしっかりと補っているので、特別保存刀剣鑑定は合格できるのではないかと思われます。茎の状態も良く、美術鑑賞刀として申し分ない作品です。

裸身重量625グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。