刀 1338 重秀 嘉永元秋
- Shigehide -

刃長 二尺三寸一分五厘弱 / 70.15 cm 反り 四分零厘強 / 1.23 cm
元幅 31.5 mm 元重 6.7 mm
先幅 物打24.4 mm  横手位置22.8 mm 先重 物打5.5 mm  松葉位置5.3 mm
目釘穴 1個 時代 嘉永元年 (1848)
The latter period of Edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和27年3月5日 佐賀県登録
附属 ・素銅地金鍍金はばき
・白鞘
価格 大小で
1,650,000 円(税込)


脇指 732 重秀 嘉永元秋
- Shigehide -

刃長 一尺六寸二分八厘強 / 49.35 cm 反り 三分零厘弱 / 0.92 cm
元幅 28.65 mm 元重 6.0 mm
先幅 物打22.45 mm  横手位置20.5 mm 先重 物打4.9 mm  松葉先4.7 mm
目釘穴 1個 時代 嘉永元年 (1848)
The latter period of Edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 昭和27年3月5日 佐賀県登録
附属 ・素銅地金鍍金はばき
・白鞘
価格 大小で
1,650,000
円(税込)



重秀は直胤の門人で、大村藩士と銘切る作品が見られることから、肥前国大村藩の士(さむらい)鍛冶であったようです。
大村藩は肥前国大村(現:長崎県大村市)を本拠地とした外様の小藩で、中世から続く在地領主の大村喜前(よしあき)が、豊臣秀吉により所領2万7900石を安堵され、初代藩主となり、関ヶ原の戦い後も徳川家康に所領を安堵され、幕末まで存続し、倒幕の際に立てた功から賞典禄として3万石を受給しました。

この大小は年紀に至るまで同銘で、明らかに註文打であることが窺い知れます。
大刀:元先の幅差程好く開き、切先延びた豪壮な造り込み。地鉄は板目肌よく練れて少しく肌立ち刃縁柾となり、地沸付き、地景入る。刃文は小沸本位の匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、互ノ目は丸く、間延びし、足入り、総体に砂流が顕著に現れ、二重刃風の刃や金筋も見られる。帽子は表裏共に直ぐ調にやや湾れ、砂流顕著に先丸くに返る。
脇指:元先の幅差程好く開き、切先延びた豪壮な造り込み。地鉄は板目肌よく練れて詰み、刃縁柾となり、地沸ついて地景入り、少しく肌立つ。刃文は小沸本位の互ノ目乱れで、匂口は明るく冴えており、丸く背が高い互ノ目の間に、湾れ調子に間延びした互ノ目を挟み、湯走、金筋現れ、総体に砂流が顕著。帽子は表裏共に直ぐ調にやや湾れごころを交え、砂流かかって先丸く返る。

大小共に板目鍛えを主とした作品で、刃中の柾目に絡んで現れた砂流は、あたかも霞がかる山々を見るが如し。まさに地刃の中に、自然の雄大なる姿を鑑賞することができる重秀傑作の大小です。

大刀:裸身重量745グラム。
脇指:裸身重量415グラム。


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