刀 1331 |
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大阪住川野水竜子源貞重作之 昭和庚戊年二月吉日 応需榎木皓一氏 |
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- Osaka ju Kawano Suiryushi Minamoto Sadashige - |
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刃長 |
二尺五寸二分四厘強 / 76.5 cm |
反り |
六分二厘強 / 1.9 cm |
元幅 |
33.4 mm |
元重 |
7.5 mm |
先幅 |
物打27.1 mm 横手位置24.2 mm |
先重 |
物打5.8 mm 松葉位置5.8 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
昭和45年(1970)
The latter period of Showa era |
鑑定書 |
― |
登録 |
昭和45年4月21日 大阪府登録 |
附属 |
・銀はばき
・変篠塗鞘打刀拵 |
価格 |
620,000 円(税込)
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本名、川野重太郎。明治45年3月16日生まれ。月山貞勝の門人で故人間国宝月山貞一とは兄弟々子の間柄です。
昭和10年第1回日本刀展覧会入賞、名誉銀杯を賜る。昭和40年10月7日作刀認可。同41~45年新作名刀展入選。師の貞勝は天皇陛下や皇族方の御誕生記念打や高級将校の需めに応えて式刀を製作しており、貞重らはその向槌を勤め、師の名声を陰で支えた功労者でもあります。
この刀は元先の幅差が程好く開いた優雅な姿で、地鉄は小板目よく練れて柾がかり、地沸ついて少しく肌立ちごころに精美。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目丁字乱れで、足が頻りに入り、刃肌に絡んで総体に大振りで美しい砂流が見られ、精良な川のせせらぎを見るが如し。帽子は表裏直ぐに先丸く上品に返っており、月山系だけあって、茎の茎仕立には眼を見張るものがあり、これだけでも美術的価値が高い。需銘があることから精魂込められた注文打の一振であることが窺えます。
附属の拵は黒を基調にした変わり篠塗。金具は全て時代物が用いられており、全ての纏まりが良い。研磨は下地研磨からして入念に研がれた美術観賞用上研磨で、今はヒケも見られるも、凛とした切先の仕立てには惚れ惚れします。
鞘から抜いて構えてみると、刀身中央から手元重心で重さの割にバランスが良く、柄にはがたつきも無く良好です。
※鯉口刃方の塗りに筋が見られますが、経年劣化によるものであり、鯉口に割れはございません。
裸身重量920グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,214グラム。
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