刀 1330 無銘
- Mumei -

刃長 二尺三寸六厘強 / 69.9 cm 反り 五分三厘弱 / 1.61 cm
元幅 32.9 mm 元重 8.0 mm
先幅 物打25.2 mm  横手位置21.0 mm 先重 物打5.5 mm  松葉位置4.6 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期~中期
The early ~ middle period of Edo era
鑑定書 登録 昭和26年7月14日 大阪府登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・青貝散塗唐草文家紋散塗鞘半太刀拵
価格 575,300 円(税込)



元先の幅差程好く開き、帽子は延びごころで鋭さを感じさせる。地鉄は杢目肌よく練れて少しく肌立ち、地景入る。刃文は直刃調に僅かな高低を持たせ、刃縁に繊細なる働きが見られ、帽子は直ぐに丸く、深く焼き下げています。

附属の半太刀拵は、当時としては贅を尽くした総銀無垢の一作金具で、銀杏葉を図案化した表紋と裏紋の二種が据え置かれ、鞘は青貝微塵散らし塗りに赤と黒で縁取られた唐草文様が描かれ、金具にもあしらわれている家紋が散らされています。相当裕福で力を持っていた士の指料であったことが窺え、栗形やや下の棟方には、帯刀の際に脇指によって塗りが剥げた部分が見られることから、本刀には同様の脇指拵が存在し、平常指として常に腰に帯びられていたことが窺えます。

鞘から抜いて構えてみると、手元重心でバランスが良く、昭和26年大名登録刀であることからも、伝来の良さを感じさせる一刀です。
研磨代を考慮した価格設定に致しましたので、是非当店に研磨を御用命下さい。
※刀身中程を中心に前後三分の二くらいを刃引きしてあります。

裸身重量790グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,134グラム。


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