刀 1320 |
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筑州山王住宗弘謹作 岩崎光男彫之 昭和五十五年八月吉日 |
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- Chikushu Sano ju Munehiro - |
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刃長 |
二尺五寸一厘強 / 75.8 cm |
反り |
六分一厘 / 1.85 cm |
元幅 |
34.6 mm |
元重 |
7.6 mm |
先幅 |
物打28.0 mm 横手位置26.35 mm |
先重 |
物打6.8 mm 松葉位置5.7 mm |
目釘穴 |
1個 |
時代 |
昭和55年 (1980)
The latter period of Showa era |
鑑定書 |
― |
登録 |
昭和55年7月17日 福岡県登録 |
附属 |
・簡易武用柄新調済
・素銅地金着二重はばき
・白鞘 |
価格 |
1,650,000 円(税込)
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本名、宗康弘。明治38年8月9日に生まれ、昭和17年より小宮四郎国光刀匠に師事。戦時中は海軍刀の製作に従事し、戦後いち早く昭和29年に文化庁の作刀承認を受けて鍛冶を再開。新作名刀展では連続入選を果たしました。
彼は息子の「宗勉(無鑑査刀匠)」の他、多くの弟子を育成したことでも知られ、また、氏の作品は刃味良く強いことでも刀剣界並びに武道の世界でも著名です。
宗正光同人。
この刀は元先の幅差目立っては広がらず、切先延びた豪壮な造り込み。宗勉ファンなら作風を見てすぐに本刀が宗勉刀匠による代作であることを看破できよう。小板目肌よく練れて刃縁柾となった地鉄は実に精良で、地沸微塵について一切の破綻が無い。刃文は匂口明るく冴え、互ノ目と丁字を巧みに焼き上げており、刃中良く沸え、足頻りに入り、元から先迄余すこと無く現れた砂流と金筋が見事。帽子は表裏共に互ノ目丁字に乱れ込み、金筋、砂流伴って丸く返る。
刀身の元には、表に龍、裏に素剣が彫られ、重心は中程から手元にあり、実際の重量より軽く感じられバランスが良く、まさに実用兼美の作刀に心血を注いだ宗勉刀匠の技量の高さをまじまじと感じさせる傑作です。
宗弘銘ではなく宗勉自身銘であったなら、ゆうに250万円を超える名品です。
疵欠点皆無の名作ですが、所々に変色程度の錆がございます。現状でも地刃の鑑賞には支障ございませんが、出来抜群の名刀だけに是非とも上研磨を施して御所持頂きたく思います。
当店にて簡易武用柄のみ新調致しました。塗鞘ご希望の方は66,000円(税込)より承りますのでお気軽にご相談下さい。
裸身重量1,026グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,276グラム。
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
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