刀 1307 備前國住長船祐定
- Bizen no kuni ju Osafune Sukesada -

刃長 二尺八分 / 63.05 cm 反り 二分九厘強 / 0.9 cm
元幅 31.6 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打24.2 mm  横手位置21.0 mm 先重 物打5.8 mm  松葉位置4.6 mm
目釘穴 2個 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 登録 令和4年1月20日 兵庫県登録
附属 ・素銅地金着はばき
・黒皺革包鞘半太刀拵
価格 660,000 円(税込)



末備前物と称される室町末期の刀工中、祐定銘の作刀は多く、中でも与三左衛門尉、源兵衛尉、彦兵衛尉が有名です。刀剣の需要が多く求められた戦国期、備前刀は数多の戦に向けて数多く鍛えられ、そうした実用刀で俗名を銘切っていない末備前物を、数打と卑下する悪習が刀剣界にはありますが、粗製乱造されたわけではなく、俗名を銘切っていない作品の中にも、驚く程出来が良い作品が多々見受けられ、中には俗名個銘極めまで可能な出来優れた作も見られます。

この刀は元先の幅差頃好く開き、反り浅目で刃長短寸。片手操作を目的とした造り込みです。地鉄は杢目肌が良く練れて肌立って地景入り、刃文は匂口締まった直刃を、極僅かな広狭を持たせて焼き上げており、刃中には葉が現れ、帽子は表裏共に直ぐに先丸く返っています。

附属する拵は黒皺革包みの半太刀拵で、金具周りは赤銅の槌目地の一作金具。切羽もすり替えられることなく完全なるうぶの状態で、作者の刻印も打たれています。目貫は四分一製の構図良い虎図。拵だけでも独り歩き出来る逸品です。
※本刀はドイツからの里帰り品で、近日兵庫県にて登録されます。つきましては納品は登録完了後となります。

裸身重量681グラム。  拵に納めて鞘を払った重量994グラム。


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