刀 1297 東都住源義治作
- Toto ju Minamoto Yoshiharu -

刃長 二尺三寸一分三厘強 / 70.1 cm 反り 五分九厘弱 / 1.8 cm
元幅 29.4 mm 元重 7.4 mm
先幅 物打24.7 mm  横手位置22.2 mm 先重 物打6.6 mm  松葉位置5.9 mm
目釘穴 1個 時代 昭和前期
The early period of Showa era
鑑定書 登録 昭和47年11月30日 東京都登録
附属 ・銀無垢金鍍金はばき
・茶石目塗朱蛭巻鞘打刀拵
価格 495,000 円(税込)



義治は栗原彦三郎昭秀の門人で、日本刀伝習所で作刀を学び、笠間一貫斎繁継や宮入行平と同時代の刀匠で、戦時中には軍刀の製作にも従事しました。義治の名は子息で目覚ましい活躍をされている新保基平刀匠の前銘として初期に踏襲されたました。
技量高い刀工でありながらも、日本刀銘鑑にはその詳細は記されていません。

この刀は小板目よく練れて詰んだ地鉄に地沸が厚く付き、チリチリと地景が入って縮緬状を成した肌が精美であり、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れを焼き落としとし、刃中の所々に深い足が入り、尖り刃ごころの刃を交え、鋩子は直ぐに先丸く返っています。

附属の拵は茶の石目に朱の蛭巻を施した粋な鞘で、柄は卯の花色の蛇腹巻。本刀に深い愛情が注がれていた様子が窺えます。
鞘を払って構えてみると、中程から手元重心でバランスが良く、柄にはがたつきが無くしっかりとしています。
指表に一部薄錆がありますが、部分研磨で除去可能です。

裸身重量800グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,101グラム。


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