刀 1285 新寺東泉忠吉魂 観音経三万三千七十巻 南無阿弥陀仏(平高田)
- (Taira Takada) -

刃長 二尺三寸三分 / 70.6 cm 反り 二分六厘弱 / 0.8 cm
元幅 33.4 mm 元重 7.0 mm
先幅 物打22.6 mm  横手位置18.4 mm 先重 物打4.3 mm  松葉位置3.8 mm
目釘穴 3個 時代 室町後期
The latter period of Muromachi era
鑑定書 貴重刀剣認定書 登録 昭和38年3月12日 愛知県登録
附属 ・素銅二重はばき
・青貝散塗鞘打刀拵
価格 660,000 円(税込)



豊州高田派は豊後国高田地区(現大分市鶴崎近辺)で栄えた刀工一派で、古刀期の作に平姓を銘切るものが多いことから、それらを平高田と称し、新刀期以降は藤原姓を銘切るようになったことから、藤原高田と汎称します。古来より実用刀としての評価が高い一派で武用刀として数多の武将に愛用されました。

この刀は作者銘は切られていませんが、四角い目釘孔と長文の切り付け銘、そして棟に深々と残る大きな斬込み傷が印象的で、銘文を見るに、東泉寺と言うお寺を造営するに当たり、忠吉なる人物が観音経と共に本刀を奉納したとあります。その後どのような経緯をもって寺の外に出たのかはわかりませんが、三万三千七十巻の経典と共に奉納されていた由緒と歴史浪漫を満喫できる一刀です。

作風としては、腰元よりやや上から反り始め、大きく踏ん張り付き、鋩子は延びて鋭さを感じさせ、地鉄は小板目杢交じりでよく練れて詰み精美なるも少しく肌立ち、刃文は匂口明るく、細かな互ノ目丁字に角張った丁字刃を交え、刃中よく足・葉入り、金筋や飛焼風の刃を交え、鋩子は直ぐに丸く返っています。戦が多かった実戦期に鍛えられた刀だけに、フクレ等の鍛え疵は見られますが、地刃の出来は総じて良く、美術鑑賞刀としても申し分ない作品です。
当店にて研磨を施しました。研ぎ上がりならではの地刃の冴えをお楽しみ下さい。
※附属の拵の柄頭にぐらつきが見られますが、簡単に補修可能です。


裸身重量687グラム。  拵に納めて鞘を払った重量959グラム。


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