刀 1279 無銘(金高)
- Mumei(Kanetaka) -

刃長 二尺二寸七分五厘強 / 68.96 cm 反り 六分九厘強 / 2.11 cm
元幅 33.45 mm 元重 6.7 mm
先幅 物打28.1 mm  横手位置26.1 mm 先重 物打6.1 mm  松葉位置4.9 mm
目釘穴 4個(3個埋) 時代 室町後期永禄頃(1558~)
The latter period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成28年11月8日 高知県登録
附属 ・素銅地金着はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 770,000 円(税込)



室町後期永禄頃の美濃金高と極められた大磨上無銘の刀。たっぷりとした身幅と重ね、大きく延びた切先で風格ある姿は、南北朝期の古名刀の大磨上を想起させます。
腰元には戦いに於ける戦勝祈願として、草の倶梨伽羅龍と連台に剣と梵字の彫りが施され、見るからに武辺の者の指料であったことが窺え、見ためとは裏腹に手持ちバランスは手元から中程重心で扱い易さを感じます。

地鉄は小板目杢交じりで良く練れて詰み、刃文は互ノ目乱れ主体に互ノ目丁子や尖りごころの刃を交え、足入り、刃縁に様々な変化が見られ、金筋入り、細かな砂流かかり、帽子は表裏乱れ込んで丸く返る。

所々に白く変色したような小錆がございますが、現状でも地刃の御観賞は可能です。研磨代を考慮した価格で御案内致しますので、是非当店に研磨を御用命下さい。上研磨御用命の方には、研磨代の二割を当店が負担応援致します。

附属の拵に装着されている若芝在銘の鐔ですが、吾妻屋や橋の橋脚部分が立体的な造り込みとなった、手の込んだ仕事振りです。縁頭は漆黒の色良い赤銅磨地に綱に戯れる猿の図で、目貫は葵と梅の図柄。柄糸は上品且つ仕事が良い卯の花色の蛇腹巻きが施されています。はばきには高知の大名である山内家の土佐柏紋が指表面にのみ刻されており、伝来の良さを物語っています。

裸身重量803グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,124グラム。


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