刀 1191 家次作
- Ietsugu -

刃長 二尺三寸四分九厘強 / 71.2 cm 反り 七分五厘強 / 2.3 cm
元幅 29.7 mm 元重 7.3 mm
先幅 物打22.6 mm  横手位置19.0 mm 先重 物打5.7 mm  松葉位置4.0 mm
目釘穴 2個 時代 室町前期~中期
The early ~ middle period of Muromachi era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和26年7月28日 愛媛県登録
附属 ・素銅はばき
・焦茶石目罅割塗蔦紋散鞘打刀拵
・白鞘 / 継木
価格 650,000 円(税込)



加州家次は藤島派の刀工で、室町前期應永頃の家次を初代とし、以降室町末期まで栄えました。青江の家次と同銘であることにも由縁し、加賀青江と称されます。

現存する作品を鑑るに、極めて肌が立ち、鎬地の柾が特に荒く現れたものをよく経眼します。本刀もそれに洩れず肌が立ち、淡く映りが現れた小板目の地鉄をしています。
刃文は匂口が柔らかい感じで直刃調に湾れや互ノ目、互ノ目丁子を交え、刃中には刃肌に絡んで様々な変化を見せ、金筋や稲妻が顕著に現れています。

附属の拵は後世に合わせられた後家ではありますが、鐔と目貫に蔦紋があしらわれ、鞘も石目地の罅割塗に蔦紋を散らした非常に贅沢な塗が施された逸品で、拵だけでも独り歩きできる格式高い物になっています。
鞘を払って構えてみても、流石に古刀だけあって手元重心でバランスが良く、元先の差が開いた華麗な体配の刀身は、この拵に良く似合っています。
傷みが無い綺麗な拵です。居合にお使いになられるのが目的の方にはお譲りしたくありません。純然たる美術鑑賞刀として末長く御愛蔵下さる方のみ、どうぞ宜しく御検討下さい。

裸身重量750グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,064グラム。


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