刀 1184 無銘(手掻)
- Mumei(Tegai) -

刃長 二尺二寸三分五厘弱 / 67.74 cm 反り 三分八厘弱 / 1.16 cm
元幅 29.4 mm 元重 7.3 mm
先幅 物打23.1 mm  横手位置19.2 mm 先重 物打5.4 mm  松葉位置4.6 mm
目釘穴 3個 時代 鎌倉後期
The latter period of Kamakura era
鑑定書 特別貴重刀剣認定書 登録 平成24年9月18日 東京都登録
附属 ・素銅地銀着桜文様はばき
・白鞘
価格 1,000,000 円(税・送込)



手掻派は東大寺に所属した刀工集団で、東大寺西の正門、転害門の門前に居住していたことから、手掻と呼称されています。大和五派中最も規模が大きく繁栄し、且つ技量が安定している一派として知られ、手貝町、包永町などの地名を今に残しています。
手掻派の始祖は鎌倉時代中期の正応(1288)頃の包永で、名物『児手柏』(大正十二年の関東大震災で焼失)や岩崎家所蔵品の国宝、他に重要文化財6口が知られているものの、これらの指定品は磨り上げられて茎尻に二字銘が残されたものであります。
手掻派を代表する刀工としては、他に包吉、包清、包友、包利などがおり、正宗十哲の一人、兼氏(初銘包氏)も手掻派に属したといわれており、同派は南北朝期を経て室町時代まで続き、南北朝時代までの作品を『手掻』、應永以降室町時代の作品を『末手掻』と呼称し、大和五派の中で最も沸が強く、地鉄が冴えるのが特徴とされています。

この刀は磨り上げられるも、元先の差が開いた優雅な姿を留めた健全な作品で、地鉄は小板目肌杢交じり、良く練れて詰んで地景入って肌立ち、刃文は直刃調で小足、金筋入り、帽子は表裏共に直ぐに丸く上品に返っています。
当店にて最上研磨と最上白鞘の諸工作を行いました。研ぎ上がったばかりの地刃の冴えを存分にお楽しみ頂ける一刀です。磨り上げながらも元先の差が開いていることや、帽子の返りがやや下がっている点などを注視すれば、現在の保存刀剣鑑定では極めが変わる可能性がございますが、特筆すべき鍛錬疵は無く、美術鑑賞刀として申し分ありません。附属する銀はばきからも伝来の良さを窺うことができる優品です。

裸身重量692グラム。


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