刀 1176 加賀(以下切)(加賀守貞廣)
- Kaga (Cutoff below)(Kaganokami Sadahiro) -

刃長 二尺三寸三分七厘 / 70.8 cm 反り 二分八厘 / 0.84 cm
元幅 30.8 mm 元重 6.7 mm
先幅 物打23.0 mm  横手位置19.0 mm 先重 物打5.6 mm  松葉位置4.7 mm
目釘穴 3個 時代 江戸前期寛文頃
The early period of Edo era
鑑定書 貴重刀剣認定書 登録 昭和50年4月17日 兵庫県登録
附属 ・素銅地金鍍金太刀はばき
・白鞘
価格 420,000 円(税・送込)



加賀守貞廣は康継一門越前下坂派の刀工で、寛永十七年(1640年)越前下坂に生まれ、越前の他に京でも作刀した元禄頃の良工で、加賀守藤原貞廣、高柳加賀守藤原貞廣などと銘を切り、比較的直刃仕立ての作品が多く見られ、乱れ刃の作品は稀です。

この刀は元先が開き、反り浅く、中切先に結んだ典型的な寛文新刀体配で、元は二尺六寸はあったっであろう長大な作品を磨り上げたもので、精良且つ破綻が無い小板目杢交じりの鍛えの地鉄に、地沸が付いて地景入り、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目乱れで、刃縁の柾目に絡んで細かな砂流や金筋が、幾重にも霞棚引くかの如く互ノ目の谷を繋ぎ、見所多き出来口を示しています。
特筆すべき疵欠点も無く、敢えて言うなら磨り上げられていることのみが悔やまれる作品で、美術鑑賞刀としては申し分ない優刀です。手持ちのバランスも頗る良いので、拵を誂え武用刀としてもお楽しみ頂けます。居合の片手操作に最適。

裸身重量769グラム。


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