刀 1165 摂州大坂住吉重
- Sesshu Osaka ju Yoshishige -

刃長 二尺三寸七分七厘強 / 72.06 cm 反り 三分六厘強 / 1.11 cm
元幅 30.2 mm 元重 7.3 mm
先幅 物打25.2 mm  横手位置23.1 mm 先重 物打5.4 mm  松葉先4.9 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期寛文頃
鑑定書 登録 昭和26年5月7日 岡山県登録
附属 ・素銅はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 421,000 円(税・送込)



江戸前期の寛文頃、大坂ときわ町にて槌を振るった相模守國維の初銘、吉重銘の作品。二代丹波守吉道の下で作刀を学び、源維とも銘切り、後に伊予に移りました。業物として知られる刀工です。

この刀は反り浅目で元先の差がさほど開かず、一見手持ちが重い刀に見えるも、実際に手にしてみるとバランスは手元重心気味で実際の重さよりも軽く感じられます。地鉄は小板目肌練れて詰み、刃文は柊の葉を思わせる尖り互ノ目丁子乱れで、足入り、締まった湯走を伴い、帽子は横手で互ノ目を焼き込み、先直ぐに丸く返り、長く棟焼きを形成しています。諸手持ちで使用依頼に基づいたためか、新刀の割に茎は長く造られています。

時代物n柄が附属していましたが、柄木の捻じれが気になったため、店主町井勲監修の下鐔等全て構図の良い現代金具を用いて新調しなおしました。安心して存分にお稽古にもお使い頂けます。
現状、刀身に歪が見られます。芯出しご希望の方は別途10,000円~20,000円(税別)にて店主町井勲自ら完璧なる芯出しを行いますのでお気軽に御用命下さい。

裸身重量784グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,030グラム。


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