刀 1131 長光
- Nagamitsu-

刃長 二尺一寸九分二厘強 / 66.45 cm 反り 五分弱 / 1.52 cm
元幅 32.7 mm 元重 7.5 mm
先幅 物打24.4 mm  横手位置22.7 mm 先重 物打5.5 mm  松葉先5.3 mm
目釘穴 1個 時代 昭和前期
The early period of Showa era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和44年9月25日 東京都登録
附属 ・銀はばき
・黒蝋塗鞘打刀拵
価格 350,000 円(税別)



昭和19年陸軍々刀技術奨励会展に於て、「指定刀匠の部」に名前を連ねている昭和前期の名工市原長光。号を一龍子と称しました。

戦時中岡山刑務所の所長であった江村繁太郎は、模範的な受刑者の更生を願い、市原一龍子長光を招聘して受刑者に先手をさせ、刑務所内に於いて数多の日本刀を鍛錬しました。
そのため俗に市原長光の作は、世上、「監獄長光」と言われていましたが、岡山刑務所で鍛えられた作には「江村」と銘切られていたため、長光個銘の作を指して「監獄長光」と呼称するのは間違いと言えます。
戦時中という世情もあり、まともな美術研磨を施された作品が少ないため、単に本鍛錬軍刀の一つと括られ勝ちですが、入念なる研磨を施して見るとその技量の高さに誰もが驚く昭和の名刀で、利刀としての評判は当時から高く、陸軍受命刀工としても活躍しました。

この刀は小板目肌が良く練れた地鉄が柾流れ、地景入り、小湾れ調子に互ノ目を焼き上げた作品で、匂口は明るく、刃中には細かな砂流や金筋、稲妻が見られます。

附属の拵は数寄者が近年他店にて誂えたもので、柄にガタツキはなく、鐔にも責金がなされているので派手な鐔鳴りはしません。

裸身重量747グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,045グラム。
※委託品


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