刀 1112 梶川壽孝(花押) 明治二年八月日 (因幡)
- KajikawaToshitaka -

刃長 二尺三寸八分五厘強 / 72.3 cm 反り 四分六厘強 / 1.41 cm
元幅 29.1 mm 元重 9.4 mm
先幅 物打22.8 mm  横手位置19.6 mm 先重 物打6.8 mm  松葉位置5.2 mm
目釘穴 1個 時代 明治2年(1869)
The early years of Meji era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和62年1月22日 東京都登録
附属 ・素銅はばき
・白鞘
価格 420,000 円(税込)



壽孝は濱部壽幸門人で、壽重の弟。幕末の慶應頃に因幡の国で槌を振るいました。御周知の通り、明治になって廃刀令が発され、惜しくもその才覚を発揮することが叶わなかったため、本刀はその壽孝の作品数少ない珍しい作品です。

杢目肌元の方少しく肌立ち、元より先は地鉄詰む。刃文は匂口明るい直刃仕立てで、所々に節交え、金筋入り、食い違い風の刃交じり、帽子は延びて直ぐに先大丸に返る。
反りやや浅目で元先の差がさほどまで開かず、帽子が延びた強い姿が幕末に流行しました。重ねがうんと厚く、頑丈な本刀は、時流に乗って実戦を想定した特別な註文によるものであろう。
現状でも地刃を御観賞頂けますが、一部に小錆が出ています。研磨頂くことを想定し、お求め易い価格で御案内致しますので、御希望の方は是非とも当店にて研磨御用命下さい。

裸身重量864グラム。


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