刀 1006 定守作
- Sadamori -

刃長 二尺五寸二分五厘 / 76.51 cm 反り 九分五厘 / 2.88 cm
元幅 31.8 mm 元重 6.8 mm
先幅 物打25.8 mm  横手位置21.7 mm 先重 物打5.3 mm  松葉先4.0 mm
目釘穴 1個 時代 室町後期大永頃(1521~)
The middle period of Muromachi era
鑑定書 登録 昭和35年10月19日 兵庫県登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・石目塗鞘太刀拵
価格 990,000 円(税込)



うぶ中心在銘。磨り上げられることなく二尺五寸を超える刃長を堂々と保った高田派の定守の刀。
腰元からやや先で反り始める、所謂先反りで、元先の差が程良く開き、切先延び、総体に反りが深めで太刀と打刀を併用した姿である。
実用刀として名高き高田派だけあって、地鉄の鍛えは大肌が目立つも、杢目肌が良く練れて鎬地柾となり、ふくれや鍛え疵等の特筆すべき疵欠点は無く、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目に丁子を交え、刃中肌に絡んで金筋や砂流を呈し、総体に見るに匂口は刃方にぷつりと切れ、平地に向かって煙り込むように複雑な変化を見せている。

附属する太刀拵は金具が素銅槌目地の一作で、鞘に渡り巻きが無いのは、足金物(二ノ足)を可動とし、平常時には打刀としても使用できるよう配慮されたもの。そのため太鼓革や佩緒が始めから取り付けられていない。
柄は親鮫をぐるりと腹合着せにし、柄糸は蛇腹巻きで漆をかけ、堅牢に仕立てられており、柄巻きの間から大振りの赤銅の虎が睨みを利かせ、猛々しくも雅さを感じさせます。

当店にて観賞用上研磨を施しました。研ぎ上がったばかりの清々しい地刃の冴えと、見事な太刀拵を存分にお楽しみください。内外共に保存審査御受審をお薦め致します。

裸身重量801グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,214グラム。


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