No.876
 
草葉源氏車図鐔
無銘(会津正阿弥)
Mumei (Aizu Shoami)
縦:82.2mm / 横:76.0mm / 切羽台厚:3.1mm
重さ 118g
附属 : 桐箱
 
保存刀装具鑑定書
特別貴重小道具認定書
 
  ¥ 275,000 (税込)  

陸奥国、会津は松平家二十三万石の城下町で、毛利家の長州とならび、鐔が多く生産された地域である。 特に正阿弥の一派が活躍し、「会津正阿弥」の名で知られる。

この鐔は鍛え良く、鉄味も良い良質な地鉄に源氏車をと草葉を巧みな彫金技術によって彫り上げた作品。地板の縁には虫喰いの如き彫りが施され、内側は木瓜形の中に放射状に丁寧な線彫りがなされ、耳には赤銅で覆輪がかけられている。無銘ながらも格高い作品であるため、特別保存刀装具審査もゆうに合格するものと思われます。