No.1287
 
葵図透大小鐔
越前住記内作
Echizen ju Kinai
(大) 縦:74.35mm / 横:70.6mm / 切羽台厚:5.4mm
(小) 縦:68.7mm / 横:66.1mm / 切羽台厚:4.9mm
重さ (大)105.0g (小)86.5g
附属 : 桐箱
 
 
  ¥ 220,000 (税込)  

江戸時代初期〜末期の金工彫物師の一流派で越前で活躍しました。
初代は石川氏で越前康継など越前刀工の作刀に彫刻を施し、「木内」または「喜内」とも銘を切ったとされ、二代は高橋氏で透かし鐔の作品が多く、以下七代迄続き、主に鐔を作りました。
大いに栄えた記内一派が手がける鐔は、「記内彫り」あるいは「越前彫り」と呼ばれて珍重され、特に龍の描写を得意とし、龍を題材にした鐔に傑作がいくつか見られます。
他でも、秋草や菊などの草木類など、色々なものを題材に採り上げていますが、人物や風景を題材とした作品は少なく、明珍家や赤尾家と姻戚関係を結ぶなどして交流もありました。

鉄地。