甲冑 72 鉄錆地御本篠籠手
製作された年代は江戸初期と思われる。家地は麻に絹包みであるが、数百年を経た現在では所々に絹地が残っている程度で麻地が露出している。鉄部分は悪質な沈金錆等無く鉄味も良い。甲には丸に木瓜(織田木瓜?)紋が据えられており、高禄武将の格式の高さを物語っている。質素ながら気品漂う逸品。