脇指 726 直心子正弘 万延元年八月日
- Jikishinshi Masahiro -

刃長 一尺二寸八分九厘弱 / 39.07 cm 反り 三分六厘弱 / 1.1 cm
元幅 20.4 mm 元重 6.8 mm
先幅 物打15.8 mm  横手位置13.8 mm 先重 物打4.7 mm  松葉位置4.2 mm
目釘穴 1個 時代 万延元年 (1860)
The latter period of Edo era
鑑定書 登録 令和1年12月4日 和歌山県登録
附属 ・木はばき
・白鞘
価格 132,000 円(税込)



復古刀理論で日本刀史に大きな足跡を遺した水心子正秀の技術と作刀理論は、息子貞秀(二代正秀)、孫である水心子正次、さらにその子である川部儀八郎秀勝(三代正秀)と受け継がれました。この直心子正弘は三代正秀の門人で、奥州二本松藩士であり、姓を田子といい、功あって駿河守を任官。更には師より直心子の号を下賜され、水心子一門の陸奥介弘元が仕えた陸奥国二本松藩に抱えられ、万延、文久、慶応の年紀作を遺しています。

この刀は刃長こそ脇指寸法ですが、写真でもお判り頂けるように刀をそのまま子供用の縮尺した物で、俗に稚児指または元服指等と呼ばれる刀です。
地鉄は鎬地を細かな柾、広く取られた平地を小杢目肌に鍛え、刃文は互ノ目乱れを焼き上げ、鋩子は表は直ぐに裏は横手で互ノ目を焼いて先直ぐに丸く返っています。
※白鞘指裏の鳩目欠。

裸身重量241グラム。


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