脇指 429
於江府長寿斎綱俊 文久三年三月日
- Chojusai Tsunatoshi -

刃長 一尺五寸五分四厘 / 47.10 cm 反り 二分三厘 / 0.7 cm
元幅 28.6 mm 元重 7.9 mm
先幅 物打25.4 mm  横手位置23.0 mm 先重 物打7.3 mm  松葉先6.2 mm
目釘穴 2個 時代 江戸後期文久三年(1863~)
The las tyears of Edo
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書 登録 平成27年12月14日 東京都登録
附属 ・銀地金鍍金はばき
・白鞘
価格 800,000 円(税・送込)



綱俊は和泉守國秀の三男で、山形藩工で濤瀾刃の名手であった加藤綱英の弟。寛政十年(1798)生まれ。本国出羽、米沢藩上杉家の抱工という。加藤八郎と称し、是俊とも銘しました。
水心子正秀に学んで長運斎と号す。江戸に移住し、更に大坂に上がり、鈴木治國に師事した後に西国を遊歴し、熊本に駐槌。安政三年(1856)に長運斎の号を息子の是俊(二代綱俊)に譲り、号を長寿斎と改めました。
文政六年(1823)頃より江戸麻布の上杉家中家敷に住み、文久三年(1863)十二月に同屋敷に於いて六十六歳で没しました。
甥に七代石堂是一、弟子に固山宗次、高橋長信、青竜軒盛俊など優れた門人がおり、幕末の江戸で一大流派を築いた名工で、殊に備前伝では水心子一門を凌ぐ勢いであったと言われています。

本作は大和伝に私淑した作品で、よく詰んだ地鉄に明るく冴えた直刃を焼き、食違風の刃や、打除、二重刃風の刃が交じり、小足よく入って穏やかな作品でありながらも見所が多く、年紀から察するに綱俊最晩年の作で資料価値としても高い一刀です。
出来良い一刀ですので、更に地刃の冴えをご堪能頂くべく、余力ある方には上研磨を施して頂くことをお薦め致します。

裸身重量584グラム。

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