脇指 403 和泉守藤原國貞(初代)
- Izuminokami Fujiwara Kunisada -

刃長 一尺七寸四分三厘 / 52.8 cm 反り 三分七厘 / 1.12 cm
元幅 31.4 mm 元重 7.1 mm
先幅 物打23.7 mm  横手位置21.7 mm 先重 物打5.3 mm  松葉位置5.1 mm
目釘穴 1個 時代 江戸初期
The early years of edo era
鑑定書 特別保存刀剣鑑定書
甲種貴重刀剣認定書
登録 昭和27年12月1日 広島県登録
附属 ・素銅地金着二重はばき
・白鞘
価格 1,100,000 円(税別)



和泉守国貞は天正十七年日州飫肥に生まれ、上京して堀川國廣の門人となり、師の没後は國廣の高弟である越後守国儔に学んだと言われます。元和六年頃、初代河内守国助と共に大阪に移り、大坂新刀創始者の一人となった名工で、元和九年九月和泉守を受領、晩年には入道して道和と号しています。
子の井上真改も初期銘を和泉守國貞と銘したので、刀剣界では両者を区別するために、初代國貞を「親國貞」、二代國貞を「真改國貞」と呼称しています。

この脇指は長らくコレクターの下で秘蔵の物とされてきましたが、今回、生前における遺品整理ということで当店が売却のお手伝いをさせて頂くことになりました品です。
小板目肌が細かく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くついた地鉄は、流石大阪新刀の巨匠と感嘆するばかりであり、湾れ調子に互ノ目を焼いた刃文は匂口明るく冴え、刃中まで強く沸付き、足・葉入って覇気に満ちた出来口を示す作品です。

店主 町井勲からの一言。
大阪新刀の始祖、親國貞の刃中良く煮えた名脇指です。指裏中央よりやや下、刃先から一ミリ程度のところに極小さな鍛え筋が見られますが、殆ど気になりませんし、全体の地刃の冴えがそれを十二分に補っています。とにかく沸が強いため、カメラのオートフォーカスが正しく作動してくれず、刃文の撮影は本当に手こずりました。拙い写真技術のため、本脇指の出来の良さを存分にお伝えできていないかと思いますが、実物を手にしていただければ惚れ惚れすること間違いございません。刀剣趣味玄人にもお薦めの名品です。

裸身重量559グラム。


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