脇指 397 無銘(文珠)
- Mumei(Monju) -

刃長 一尺三寸五分六厘 / 41.1 cm 反り 五分五厘 / 1.66 cm
元幅 29.0 mm 元重 6.6 mm
先幅 物打24.0 mm  横手位置21.6 mm 先重 物打5.3 mm  松葉位置4.6 mm
目釘穴 1個 時代 江戸初期
The early years of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 昭和46年5月20日 三重県登録
附属 ・素銅地金鍍金はばき
・白鞘・継木
・黒蝋塗鞘脇指拵
価格 500,000 円(税別)



文珠とは江戸初期頃に活躍した紀伊の大和手掻系の刀工一派。初代の手掻包永は、般若の文殊菩薩の剣を鍛えた功により文殊四郎の名を与えられ、それ以降、手掻派は文殊姓を名乗り、本家は代々文殊四郎を襲名したと言われています。
同派からは南紀重國も排出しており、新刀然たる派手な刃文がもてはやされたこの時代に於いて、文珠派は大和伝を墨守した古雅な作品を数多く遺しています。

この脇指は杢目に柾がまじった地鉄が良く練れて少しく肌立ち、地沸付いて地景入り、匂口は明るく冴え、湯走や打除風の刃を交えた大和伝に、時世の流行に沿った相州伝を加味した作品で、物打辺りに見られる大互ノ目は南紀重國を思わせる出来口を示しています。

附属する拵は黒蝋鞘が色褪せて焦茶色になっている点から、鞘は江戸中期を下らない古い拵であることが窺がえます。切羽の一枚に至るまですり替えられることなく、小柄も失われずに装着されており、拵製作当時の様相をそのままに伝えていることは稀有であり大変貴重。柄糸が経年により風化の状態にありましたので、当店にて同質同色の撮み巻きを施しました。
総体に赤銅の黒と黄金色を基調とした絢爛豪華な金具を用いたこの脇指を、腰に帯びていたのは相当なる上士であったことでしょう。本刀を手に歴史浪漫をご堪能下さい。

店主 町井勲の一言。
上述の通り内外共に貴重且つ価値ある逸品です。旧家からのうぶ買い付け品だからこその歴史ある拵。今後もうぶの姿を後世に遺していくためにも、御購入後は保存刀装鑑定を受審され、内外共に大切に伝来させて頂きたい一刀です。

裸身重量387グラム。  拵に納めて鞘を払った重量579グラム。


各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。