脇指 344 無銘(新刀 海部)
- Mumei(shinto Kaifu) -

刃長 一尺二寸三分一厘 / 37.3 cm 反り 一分七厘 / 0.53 cm
元幅 28.2 mm 元重 6.5 mm
先幅 物打21.6 mm 先重 物打4.6 mm
目釘穴 1個 時代 江戸前期
The early period of Edo era
鑑定書 保存刀剣鑑定書 登録 平成19年1月19日 新潟県登録
附属 ・下貝銀着上貝銀無垢二重はばき
・白鞘
価格 150,000 円(税別)



阿波徳島の海部師久を祖とする海部鍛冶は銘鑑によると鎌倉末期より始まると言われ、現存が確認出来るのは応永頃からで、江戸時代には蜂須賀家のお抱え鍛冶として徳島城下で鍛刀し、幕末まで永く栄えた一派です。
三好長慶家重代の指料名物「岩切海部」は、室町時代後期 明応〜永正頃の氏吉による作とされ、海上での使用に適した実戦的な作を遺しており、俗に「海賊刀」との異名をもって親しまれています。優れた切れ味は当時から重宝され、狩猟用の山刀なども鍛えました。
江戸期中葉の海部物には、刀身に銘文をきる例や、切刃・片切刃等の脇差も多く、こうした作は「海部造り」と呼ばれることもあります。
この脇指は元先の差が開き、反り浅い造り込みから、江戸前期寛文頃の作と鑑ることができ、地味に練られた地鉄が大変美しく、一切の破綻がありません。刃文は匂口締まった中直刃を沈み加減に焼いています。
主に実用刀を鍛えた一派だけに有名どころの作に比して脇物扱いされる海部一派ではありますが、上記の通り実用刃物としての定評は高く、棟を鋸状に仕立てた独特の造り込みの作などが遺されており、瀬戸内で活躍した武将や水軍に好まれ愛用されました。

裸身重量327グラム。


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