脇指 No.281

無銘(文珠)


一尺一寸二厘 / 33.4 cm 二分 / 0.6 cm
28.9 mm 5.5 mm
26.2 mm 5.3 mm
1個 江戸前期
昭和52年9月16日 兵庫県登録
素銅はばき / 白鞘 \ 350,000 


小板目肌杢交じり、よく練れて積み、地沸ついて精美。刃縁柾がかる。詳細画像をご参照ください。

直刃 匂口深く明るく冴え、細かな金筋砂流交える。詳細画像をご参照ください。

直ぐに先掃きかけて長く丸く返る。詳細画像をご参照ください。

大和手掻系の鍛冶である南紀重国が、徳川家康が駿河に居たころ大和より召され、その後、紀州徳川の祖と言われる徳川頼宣と共に和歌山へ移住し、文珠一派は紀州徳川家庇護の下で栄えました。
手掻末孫と言われるだけあって、作風は古雅で趣があり、ことさら直刃を焼いた作品は古色が強く感じられます。
また、文珠一派は比較的槍の遺作が顕著に見られ、素槍は勿論のこと、十文字槍等を手がけても巧みで、その技量の高さには瞠目するばかりです。

本刀は無疵無欠点で出来が良く、敢えて酷評するならば、指表棟寄りに極々小さい鍛え筋がある程度です。
指表はばき上一寸くらいの刃中、針先程の小さな錆(変色した程度)あり。

元は在銘であったろうと思われますが、出来の良さ故に銘を擦り落とされ、新たに中心仕立てをされています。

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