短刀 153 無銘
- Mumei -

刃長 八寸九分一厘 / 27.0 cm 反り 内反り
元幅 29.5 mm 元重 7.0 mm
先幅 物打26.7 mm 先重 物打4.8 mm  松葉先5.1 mm
目釘穴 1 時代 江戸後期
The latter period of Edo era
鑑定書 登録 平成26年1月14日 大阪府登録
附属 ・素銅地銀着はばき
・腰千段黒萎革塗鞘短刀拵
価格 300,000 円(税・送込)



南大阪の旧家より数振まとめて買い取らせて頂いた刀剣の内の1口です。
発見届けから登録審査まで、全て当店にて代行させて頂きました。市場に出るのは今回が初となる完全なるうぶ品で、薄錆に包まれ地刃が見えない状態であったものを、当店にて研磨致しました。

板目に杢交じりの地鉄には地景が入って肌立ち、総体に白い印象を与えます。刃文は焼き出しから始まり、腰より上で互ノ目を焼き、焼き頭には足が入って丁子風となっています。刃取りは表裏揃い、江戸後期に流行した冠落し造りとなっており、特筆すべき疵欠点はありません。

附属の拵は唐草に桜花と桐が金象嵌された一作金具で、幅の狭い細柄糸で撮み巻きにした上品な柄に、腰を千段とした黒萎革塗り鞘で、凹み等の傷は無く、大変綺麗な状態です。切羽とはばきは銀着せの高級品。無銘の短刀なれど拵の格は高く、身分が高い方の指料であったことを物語っています。

研ぎ上がり刀身ならではの深みある地鉄と、刃取りされたばかりで白く冴えた刃の絶妙なるコントラストをお楽しみ下さい。

裸身重量237グラム。  拵に納めて鞘を払った重量377グラム。


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